日本古き良き桜週間

 ついに今年の桜ウィークが終わってしまった。

桜満開で至る所に桜が咲き誇り、日本の四季の素晴らしさを感じる

この一週間であった。


サクラといえば、ソメイヨシノ。


桜の開花と共に春の訪れを感じ、こんなにも桜の木が生えていたのだと実感する一週間でもあった。


桜が咲くことで見える世界が色鮮やかになる。

桜のピンクだけではなく、梅や椿など春の暖かさが花たちを華麗に咲かせるのだ。

桜たちが咲き誇り、この世界が色鮮やかになることが、春の訪れと個人的には思っている。


色鮮やかになるのと同時に気温も温かくなる。

気温が温かくなると気分も同時に上がってくる。


寒いと何もしたくない感じがあるが、暖かくなると外に出たくなる、何か行動をしたくなる、そんな気分にさせるのも春の始まりを感じ特権だと思う。


そしてこの一週間はとにかく桜を見に行き続けた。

東京、岐阜、名古屋、大阪、京都。


仕事が落ち着いていたこともあり、時間の許す限り公園や川、桜の有名なスポット、そしてお城。


日本の良き文化である四季を最大限体感できるところは、「お城」である。


お城には必ずと言ってよいほど、桜が植えてある。

それは昔の古き良き日本の文化がしっかり根付いているからだ。


春のお城に訪れると日本の良き文化を体感できるため、また来年の春お城に訪れると良い。


春に行くことでお城に対してや日本の文化に対して、また違った価値観を感じると思う。


今回初めて関西圏の桜を見に行ったが、京都の桜が今まで見た桜の中で一番歴史があり風情のある桜であった。



桜は開花して満開になるまでに約一週間。

そこから散るまで約一週間。


一年を通して2週間前後しか咲かないのだ。


その儚さと尊さに魅了され

そして春の始まりの合図のように世界を色鮮やかにする桜。


春の風物詩である桜に取りつかれたように約二週間旅をした。


四季がある素晴らしさ。

それは日本ならではのこと。


日本人の感性が高く、様々な表現ができるのは四季のおかげだと思う。

春→夏→秋→冬


普段日本に生活をしていたら当たり前であるが、世界では当たり前ではない。

乾季か雨季か。寒いか暑いか。

など日本のようにはっきり季節が分かれているところはほとんどない。


その四つの季節があるからこそ、変化があるからこそ

心も体も価値観も感性も変化するのだ。


冬の時期に何か積極的に動こうとか新事業を立ち上げよう

など思うことは少ない。

春になり温かくなってくると自然と外に出たり、運動したり、新しいことをやろうという気持ちになる。


これは動物的感覚で冬眠していた動物が温かくなったことを感じて、冬眠から覚めて食事を探し始める。


人間も同じだ。冬眠から目覚めるのだ。


東南アジアの人やアフリカの人、赤道直下の国々の人たちは

冬眠から覚めるという感覚はない。

一年中暑いからだ。


気温にさほど変化が無ければ、気持ちの変化も温かくなったから何か行動をしよう、など気持ちの変化もなかなか起きない。


このように四季があるから、動物的感性が豊かになるのだ。

そして冬の季節がある国々では

ちゃんと自己防衛の管理能力が高まるのだ。


それは気温で身体機能を失う可能性があるからだ。

凍傷になれば指は動かなくなり、最終的には心肺停止だ。


人間は危機があるから防衛能力が高まり、能力が進化していく生き物である。


危機管理を乗り越えて、一皮むけてまた新たな春を迎える。

「毎年進化をするためにある」といっても過言ではない

四季の素晴らしさを感じる春の桜週間であった。



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