仙酔島編
目指すは「仙酔島」へ
仙酔島とは、天皇や皇后、皇族などたびたび訪れ、神様が宿る島と称され「本来の自分を見つける島」と呼ばれていることから、数を多くの著名人が訪れた島だ。
1934年に日本で最初の国立公園に指定された島でもあり、日本古来の故郷として大切に守られてきた島だ。
仙酔島にいくには、鞆の浦から仙酔島を結ぶ連絡船「平成いろは丸」(少し海賊船に真似て作られてる感あり)に乗り五分で着く。
この五分しかない船旅だが、なんだか国を跨ぐようなそんな感覚がする船旅だった。
その前に仙酔島を繋ぐ鞆の浦は、日本で最も美しい港町の一つと言われており、ジブリ映画「崖の上のポニョ」のモデルにもなった場所だ。
まず鞆の浦の歴史ある木造建築の街並みを散策した。
実際に歩いてみると、江戸時代にタイムスリップしたかのような風情ある街並みだ。
鞆の浦といえば「保命酒」の産地である。
養命酒は聞いた事ある人も多いとおもうが、養命酒の元になるのが「保命酒」だ。
保命酒には焼酎、もち米、麹の三つに13種類の生薬をベースに作られていることから、冷え性や疲労回復など地元の方々は健康管理のために飲まれているとのこと。
保命酒は歴史が古く、約350年前に大阪の医師、中村吉兵衞によって生み出され、アメリカからやってきたペリー提督にもふるまわれた、国を代表するお酒だ。
味は漢方のお酒のような味だが、甘みがありさっぱりしていて飲みやすく、おちょこ一杯をいただき体が温まる、朝からとても贅沢だ。
ポニョの題材となった街並みを散策して、ここの街からどうインスピレーションを受けて「崖の上のポニョ」が制作されたのか、
宮崎駿監督になった気持ちで鞆の浦を散策した。
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散策後、今日のメインである「仙酔島」へ。
仙酔島には二つの山があり、中弥山と大弥山(159m)があり、せっかく神の島に来たので登山からスタート。
途中の展望台にて、世界中一人で旅をするほどパワフルなおばあちゃん(84歳)と遭遇。
なんと3か月前にウガンダにゴリラを見に行ってきたとのこと。
ゴリラは父親が子育てをすると有名だが、現代の社会もコロナの影響でリモートワークが主流になり、
世のお父さん方が公園やショッピングモールで子供と遊んでいるところを見る機会が増えたことで、
社会が良い意味でゴリラ化し始めた、と話をしていた。(笑)
そんな話だけでなく、どんな人たちがどのように生活をしているか、など世界各国を旅するときは人や人の動きを観察する、などお互いの旅の視点を話するほど
会話が弾み、おばあちゃんの会社の理念「信和」についても教えてくれた。
人間社会で生きていくには「信頼や信用」がとても大切で世のため人のためにするのが仕事だと。
そしてその社会システムの中で「平和を望み、調和する」ことを大切に生きること。
それらを会社理念として「信和」を掲げている不動産経営する84歳おばあちゃん。
人生の生き方の核となる大切なことを教えてくれる、
何か人生においてヒントや氣付きとなるのは、いつも人からだと思う、そんな展望台での出来事だ。
おばあちゃんとバイバイして、登山再開。
目指すは頂上の展望台。
この仙酔島には龍がいると言われており、そんな話をしながら登っていたら、
なんと蛇と遭遇。
ちゃんと出会うべくして出会う。それは動物でも人生でも同じだ。
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その出会い(チャンス)は、いつどこでどのタイミングで起きるかわからないが
それをしっかりとキャッチ出来るように準備することが、人生には大切だと思う。
その準備とは、まずは心身共に健康でいること。
健康でいることが人生の選択肢を増やし、自分の理想とする人生を歩むための基本だ。
腸内環境を整え、直観力を磨き、本来の自分(内宇宙)の声を聞くこと。
健康については
少しずつ順を追って解説していく。
大弥山頂上までは約2キロくらいしかないので40分弱で登頂。
天気も良く、頂上からは鞆の浦や周りの島を一望できた。
登山をする方ならわかると思うが、山頂でのランチは格別にうまい。
高ければ高いほどきついが、その分登頂した後の達成感は実に素晴らしい。
鞆の浦で朝作りたての竹に巻き付いた、鯛ちくわを山頂で美味しくいただいた。
少し山頂で休憩後、一気に下山。
なぜかというと、仙酔島名物「江戸風呂」が待っているのだ。
江戸風呂とは
汗と一緒に身体に溜まったもの(重金属や添加物)を「出す」をコンセプトにおいた、日本で初めてのデトックス洞窟蒸し風呂のこと。
洞窟蒸し風呂は、毎朝3時から松の薪をしっかりと焚きあげ、その余熱ではいる天然のサウナのことで、マラソン約30kmを走った後にしか出ない老廃物が、ここでは遠赤外線効果により排毒される。
まさに最強のデトックスサウナだ。
洞窟蒸し風呂は3種類あり、海藻風呂、ヨモギ風呂、びわの葉風呂。
まず10-15分蒸し風呂で汗を流し、
待っているのは世界一の露天風呂だ。
瀬戸内の東西の潮流の中心にある仙酔島を取り囲む海は、満干差が最大4メートルにもなる、エネルギー溢れる露天風呂だ。
芯まで温まった後の海へダイブは、格別だ。
こればっかりは、体験してみてもらうしかないのが残念だが、
一言で表すなら「ととのう」のだ。
洞窟蒸し風呂→世界一の露天風呂(海)→砂浜で乾かす
これを三セット繰り返し
心身共に完全回復。
海から出た後の風が、なんとも心地の良いのだ。
テントサウナなど持っている方いたら、ぜひ海の近くで一度トライを。
水風呂との「ととのい」とは、また一つ違う世界がある。
気付けばもうすっかり夕方で、
山も海も鯛ちくわも体験し
自然と共にあり、人生観を見つめ直すデトックスの旅、仙酔島であった。
帰りも「平成いろは丸」に乗り、本土に帰還。
友達と福山で解散して、そのまま岡山県倉敷へ。
さて次の舞台は倉敷だ。
To be continue
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