波照間島編

 今回の旅は

僕のソウルメイトと長期で出る旅でお互いの良さや個性を、いろんなご縁によってより深く理解する旅となった。
ソウルメイトは「天然のチャネラー」であり、その所以を垣間見る出来事がたくさんあった。

今回もたくさんの出会いがあり、島の先々で出会うとなんだか似たような人が自然に引き寄せられるのだと、感じた旅でもあった。

一番印象的な日本の最南端「波照間島」から書くことにする。

波照間島は日本の有人島で最南端に位置して、本島に行くより台湾が近い。
ここは日本でも有数の星空が綺麗な島で、12月から南十字星が見れるほど美しい。

そんな島に初めて到着して、まず今回お世話になる民宿「うるま家」に到着。
ここの店主は両耳に凄いごついピアスをして金髪でイケイケ方だ。

チェックインを済ませ、島旅の醍醐味であるチャリ旅のスタート。

まず向かったのは最南端の平和碑である。
波照間島の集落は島の中央高台に位置しており、集落を抜けるとあたりはサトウキビ畑がある。
サトウキビ畑から垣間見える水平線。これがなんとも美しい。
サトウキビ畑を通り抜けるとそこには見渡す限り海があり綺麗な水平線が見ることができる。

波照間島に行く機会があったら、ぜひ電動チャリ旅をお勧めする。
原付も楽に動くことが可能ではあるが、チャリは人力であるため原付よりゆっくりで見える景色、距離、出来事が大きく変わってくる。

その分気付きや発見が多いので、ぜひチャリの選択を。

水平線を見ながら島の一番端の道路を右回りで目指すは、平和碑。

途中、ペムチ浜という海水浴場ではないが海辺があり、ペムチ浜は少しジャングルのような道をかきわけて進まないとたどり着かない。

かき分けてたどり着いたペムチ浜は、なんと無人島に来たような世界がそこにはあった。

薄い綺麗な青色から濃い青色までのグラデーションに彩られた海、綺麗な白い色の砂浜、そして濃い緑で覆われたジャングル。

そしてそこの浜にいるのは僕らしかいない。
まるで無人島にたどり着いたかのような感覚になり、いきなり波照間島の魅力に翻弄され、虜となった。

快晴の太陽パワーを浴びながら、砂浜で水平線を見て人生を語り、ペムチ浜を後にした。

チャリ旅を再スタートして、向かうは最南端の平和碑。

道の周りには畑があり、そこにはヤギや牛が飼われており、町の人に話を伺うと、基本的に行事ごとや商売、そして非常用として各家庭1匹はヤギを飼っているとのこと。

ヤギが飼われている土地だけが、綺麗に芝生を刈ったかのようなミステリーサークルのようになっているのがなんとも不思議だ。

そんなこんなで平和碑に到着。
平和碑と共に、島の外側は隆起してできた島であるため、ごつごつの岩があり、そこに波があたりその波で少しずつ年月をかけて削られて、できた風景は恐竜時代にタイムスリップした感覚になる。

島の内地はほぼ外灯もなく、車の音もなく、ほんと静かな島であるが、島の外側まで来ると、波をエネルギーが岩にぶつかり物凄い音を発している。

たった歩いて五分の距離で異次元だ。

星空観測センターや波照間空港、下田原城跡など巡り
お土産散策で立ち寄った船ターミナル売店では、おばちゃんたちと話をしてて、どこのお店が美味しいのか、教えていただいた。
毎度のことだが、現地の人たちに聞き足を運ぶのが一番だ。

ちなみにそこにいたおばあちゃんに、話しかけられ、言われたのが、「君ら高校何年生なんだ?」と。笑
いやいや高校は卒業しましたよ、と伝えると
売店のおばちゃんが「大学何年生なんだ?」と。笑

波照間のおばあちゃんちから僕らは高校生か大学生にしか見られなかった。
そのくらい若々しいということでもあり、粋が良いことを実感した。

ランチは沖縄名物軟骨ソーキをいただき、島のソーキ(豚の軟骨)はほんと柔らかく、口の中に入れた瞬間溶け出すような、島の料理だ。

ランチを堪能した後は、波照間といえばニシ浜、というくらいなのでニシ浜へ。

綺麗なグラデーションカラーの青い海は、たしかに凄い!
よく波照間を紹介するガイドブックの表紙や裏表紙に載る場所である。

11月中旬だか、27℃前後ありまだ海に入れるので、季節外れの綺麗な海へ。

海の中ほんと気持ちが良い。
人間は約80%水分でできているからこそ、海の中に入ると、海と一体化した感覚になり、すべてを一旦リセットされる
そんな感じだ。

遠浅のニシ浜を堪能した後、チャリ旅を再開。

島の真西にあたるぺー浜などを散策して、東回りに島を一周した。
色々回ったが、実際距離だけで行ったら10キロくらいなので1時間もあれば一周ができてしまう。

そのあとは少しcafeで休憩して、宿で一旦シャワーを浴びて
最南端の夕陽へ。

石垣に着いてからの三日間すべて快晴でほんとに天気に恵まれてる。
空は青空一色で海はきれいなグラデーション。
そして夕陽は神々しく暖かさがある。

このシチュエーションは完全に導かれてできた状況で、人間を体験するゲームの世界に入り込んだ、そんな世界に僕らはいた。
まぁ実際はそうなのだが、なかなかそんなことを真剣に思ったり話す機会やタイミングはない。

今生きている人生がゲームに変わったら、なんと面白いことか。
それを体現していきてるなと体感する夕陽だった。


民宿の大将の料理が待っているので、マジックアワーを横目に宿へ。
宿への帰り道は夕焼けにサトウキビ畑、その横を電動チャリで駆け抜ける。
ちびまる子ちゃんのワンシーンにありそうな笑

島の小学生たちもチャリで家にちょうど帰るタイミングが重なったので、大人二人の電動チャリと地元の小学生の普通チャリと勝負した。

結果は見えているが、町の子たちを戯れる出来事もあり宿に到着。
夜ご飯は泊りの人たちみんなでテーブル囲んで夜ご飯。

最南端の島で、今日という日を選んでしかもここの民宿を選んだ人達とのご飯。
これこそ運命だ。ここでこのメンバーで食べることは必然だった。
素性も経歴も何も知らないが、今日波照間にいて「うるま家」にいて、一緒にご飯を食べている、時間軸が完璧に揃って初めて作れる状況だ

そんな素晴らしい奇跡を思いながら、ご飯を共にした。

一緒にご飯を食べると色々話をする。
どういう経緯でなぜここ波照間に来たのか、今までどんな風に生きてきたのか、など島についたいきさつを話した。

島で出会う人たちは個性が豊かだ。
各々がしっかり自分というものを持っており、社会的に「変人」と呼ばれる人たちが必然的に集まるのも島の醍醐味だと思う。

なかなか簡単にはいけない島ほどその色は強くなる。
だから島巡りは面白く色んな発見がある。

昔神おろしをするような、いわゆる見える方が言ってたのは「人は人でしか磨かれない」と。

よーするに人はダイヤモンドのように磨かれば磨かれるほど、光り輝いていく。
人生の中で色々な出来事が起きその時々で色々な人と出会う。

その周りの人たちによって学び気づき、成長していく。

島の人に限らず、たくさんの人と接することで価値観がより幅広くなり、ものごとを俯瞰して捉えるようになる。

ものごとを俯瞰して捉えることで、より深く最適な選択を直感で選択することができる。

そんなことをふと思い考えながら、島料理をおいしくいただいた。


ここから島タイムともいうべき、民宿の共有スペースにお酒を持ち寄り飲み会をする「ゆんたく」の時間だ。

島の人というより、今回民宿に泊まった子たちと「ゆんたく」を始めた。
ひとつ屋根の下でお酒を交わすことで、ご飯の時では聞けない、各人の個性やより深い部分を聞くことができるのも「ゆんたく」の良さだ。

お互いが初めて会った時(船の中や宿のご飯の時など)の印象はどんな感じだったのか。
実際の年齢がいくつなのか、地元はどこか、など話せば話すほど面白い価値観が出てくる。

簡単にまとめると
「世の中にはほんと様々な人がいる、10人いたら10の世界がある」
そんな感じだ。

冒頭に書いた通り波照間島は日本でも有数の星空の綺麗な島だ。
しかもこの日獅子座流星群がピークを迎える獅子座に導かれた凄い日なのだ。

獅子座とは真夏の太陽のような輝きを持ち、風格と華華しさを持つのが特徴。
「自分軸」「個性」のテーマを持っているところから「楽しさがなにより大切」「生きる喜びや楽しさを謳歌する」という性質を持っている。

まさに今回の旅を物語っていた。

朝は自然と目が覚め、朝日を見るため真っ暗中を自転車をこいだ。
朝日のテーマは「誕生」そして今日も始まるぞ、と
エネルギ―を注入してくれる力がある。

波照間島でもしっかりと朝日のご来光をいただいた。

朝ごはんをいただき、底名展望台から太平洋を一望して
波照間島の最後を締めくくった。

締めくくりにふさわしい180°の大パノラマだ。
海の水平線を遮るものなく眺めていると、何もかもちっぽけに感じ、心がより寛大になるのがわかる。
島の人たちが寛大で心暖かいのは、遠くを見つめることができ開けているから、心も開かれるのだと感じる最後の締めくくりだった。

ほんと何から何まで記憶に残る、出会いや発見ばかりの「地球にきてよかった」と本気で思う最高の旅だった。


旅は続く。




To be continue

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