淡路島編
倉敷には美観地区といって、倉敷川沿いにある枝垂れ柳やなまこ壁といった独特な白い壁を用いた古い町並みがある。
ドラマやテレビCMなどの撮影スポットでよく使われることから、一度は見たことある方も。
歴史の所産であるのと同時に、過去から受け継いだ古き良き文化を現代の生活に活かしている数少ない場所である。
京都祇園や岐阜高山などの古い町並みとはまた違った雰囲気を持つ「美観地区」
江戸時代にタイムスリップした気持ちでチャリ旅のスタート!
まず向かったのは美観地区を一望できるパワースポット「阿智神社」
阿智神社のある岡山平野は「吉備の穴海」と呼ばれる海域で、倉敷は元々海であったことから海の守護神である「宗像三女神」を主祭神としてお祀りしている、創祀1700年を超える古社である。
このあたりを守ってくださる神様にご挨拶をして、
美観地区チャリ旅再スタート!
古き街並みをぐるぐると回っていると、
修学旅行生らしい集団が歩いている。
色々話を聞くと三重県の高校生みたいで
話をしてるとなんだか高校時代にタイムスリップした感覚になった。
僕の修学旅行は長崎、鹿児島あたりへ行き
長崎出島を散策した記憶が舞い戻った。
(あの時は歴史ある場所など全く興味なかった笑)
せっかく倉敷きたので
今後の人生の仲間集めのため
桃太郎伝説きびだんごを買って、倉敷美観地区を堪能した。

そのまま次なる目的地「淡路島」へ。
今回淡路島は徳島から入り、南の方から上陸。
まず向かったの高さ22mを誇る日本三大鳥居がある「おのごろ島神社(淤能碁呂島)」
おのごろ島神社は日本屈指の縁結び神社で、国生み神話に登場する二神、伊弉諾(イザナギ)、伊弉冉(イザナミ)が降り立った丘あることから、縁結びのパワースポットである。
日本最古の書物である「古事記」と「日本書紀」に記述されている「国生み神話」は、天の沼矛(ぬぼこ)をまだ何も出来ていない海原に下ろし、「こをろこをろ」とかき回し矛を持ち上げると、滴り落ちた潮が積もり重なって島となった、それがおのごろ島だ。
そのおのごろ島で、伊弉諾(イザナギ)伊弉冉(イザナミ)の二神様が日本で初めて夫婦になり、契りを交わしたことから、縁結びのパワースポットとなっている。
実に歴史が深い神社だ。
この神社にたどり着くまで、これほどまでに面白い人生を歩むことができたご縁に感謝し、そしてこれからさらに面白くなる人生のご縁に感謝の意を込めて参拝した。

淡路島は玉ねぎが有名で、淡路の玉ねぎが日本で一番甘くてうまいと聞いたので、玉ねぎを丸ごと食べることができるお店でランチした。
話を伺っていた通り、ほんとに甘く、玉ねぎの素揚げだけで十分。玉ねぎの甘みとうまみが凝縮されており、素揚げとご飯だけで満腹になるほど淡路の玉ねぎを味わった。
お腹いっぱいになると食べたくなるのは、おやつ。
淡路島には、たこせんべいの里があると聞き、そこではなんと試食ができるとのこと。
コロナ禍なのでどうかわからなかったが、とりあえず行ってみることに。
そしたらなんと試食コーナーがある。
しっかり区分けされていたが、思っていたより多く試食できたので満足してたこせんべいの里を出た。
(トマト&バジルか いかのみりん揚げが一番好きだ笑)
今回淡路島にきた目的は「伊弉諾神宮(イザナギ神宮)」である。
国生み神話があり、日本の始まりの島と言われる淡路島。
その伊弉諾様が余生を送った場所とされるところが、この伊弉諾神宮である。
勝手に日本の中心が淡路島で、そのさらに中心が伊弉諾神宮では?と思っている部分があったので、来たかったのだ。
神宮内には「太陽の運行図」が書かれていた。
この「太陽の運行図」に書かれていることは、
・「夏至日の出」の方角に「諏訪大社(信濃国一宮)」
・「夏至日の入り」の方角に「出雲大社(出雲国一宮)」
・「冬至日の出」の方角に「熊野那智大社」
・「冬至日の入り」の方角に「高千穂神社(天岩戸神社)」
かんたんに言うと、淡路島を中心に、
夏至のとき、太陽は「諏訪大社」の方角から昇り、「出雲大社」の方角へ沈む。
冬至のとき、太陽は「熊野那智大社」の方角から昇り、「高千穂神社」の方角へ沈む。
まさにピラミッドと同じように方角が完璧に区分されているのだ。
さらに経度が伊勢皇大神宮(内宮)と全く同じということも驚きだ。
日本地図を真上からみて、巨大なコンパスと定規を用意して地球規模で測らないとできない所業がここにはあった。
これぞまさに神業!(きっと神様が場所を指定したんだと思う)

夫婦大楠(めおとおおくす)という樹齢九百年を超す伊弉諾神宮の御神木がある。
元々二つの楠が一つになって成長していることから、「夫婦大楠」と呼ばれる。
ちなみに男性は左回り、女性は右回り
に回ると夫婦円満の祈願成就がすごいとのこと。
この回り方も、はじめ右回りで回り始めたら、男性は左回ると良いんだよ、と近くの詳しい方が教えてくれたのだ。
なにか間違っていたり困っていたら、誰かが教えてくれたり助けてくれる。
ほんとに有難い。
人は一人だと見える範囲やできることが限られてくる。
だからこそ助け合い支えあうことで、より楽しい世界を作ることができる。
素直に間違いを受け入れて、耳を傾けることが
人間の成長に大切なことだと学ばせてもらう、淡路島の旅となった。
To be continue
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