The Having ない→ある世界


今回の山旅は「The Having」旅であった。


The Havingとは、韓国人の方が書かれた名作で、最近読んだ本の中で一番感銘を受けた本だ。


富や幸運を引き寄せる力を身に付ける本であり、端的に言えば、人生の攻略本に近い。


内容をざっくり説明すると

ご飯や買い物、何かモノを買うときにお支払いをするお金。


そのお金をお支払いするときにどんな気持ちで支払いをしているのか。

そこがお金を引き寄せる法則である。


お金があるから気持ちよく支払うのか。

お金がないから不安や迷いを持ちながら支払うのか。


ここにお金を引き寄せるか引き寄せないかの

大きなポイントである。


お金を引き寄せる人の特徴的なのは

モノやご飯を食べさせていただいた感謝の気持ちを込めて、快くお支払いする。


ここで大切なのは

みんな財布や銀行には、ご飯を食べるだけのお金があり、モノを買えるだけのお金がある。


"ある"から支払いができて、ご飯を食べることができるのだ。


この"ない"→"ある"にマインドを変えることで、エネルギーの循環が変わるのだ。


単純な話は

この「ない→ある」に全てを変えることで、心が豊かな気持ちになり、お支払いできる喜びやご飯を食べる喜びが心の底から湧き上がる。


それを体感することが「Having」の始まりだ。



今回大日ヶ岳に登り、そこで約30年間登山クラブという、一緒に山登りをしている平均年齢75歳のグループに出会った。


登山クラブの方々は、アフリカ最高峰の山キリマンジャロの登頂を果たしていたり、年に20回ほど山登りイベントを一年を通して行っているグループだ。


皆さん、めちゃめちゃ元氣。

さすが30年山登りをしているだけあって、僕らでも結構きつい急斜面をしっかり登っていくのだ。


今回は来れなかったと言っていたが、その登山クラブの最高年齢は90歳。

90歳でも普通に山を登るとのことで、自分たちも将来その年齢までは山を登れると確信した。


しかし90歳で山登りは凄い。

(約60年後。。。)


素敵なご縁から、山頂でリンゴをいただいたので、お返しに僕らは「ポン菓子」をプレゼントした。


山頂でポン菓子、、いくつやねん!

と心の中で言われながらも、お互いが持つ良さを与え合う素晴らしい出来事であった。


山エネルギーの偉大さや一緒に登った方々の温かさを感じながら下山した。


下山してコンクリートの道に入った途端、一気に足取りが重くなり、山のエネルギーと人工物とのGAPは本当に凄い。


山登り行くといつも感じるのは、このGAPだ。

コンクリートは土地のエネルギーを遮断する力を持っており、エネルギーの滞りを感じるのだ。


コンクリートがあるから、安全に車を運転して登山道までいけるのも確かであるため、生きるとは「バランス」が大切なんだと毎度教えられる。



このGAPも何分か歩くと、人間の順応能力の高さから慣れてくるのだ。

この時、人間はどの環境でも生きていけるのだと感じる瞬間でもある。


(凄い生き物だ笑)


それはさておき

ここから「Having」を体感する。


山からの帰り道に今夜どうしても食べたかった椎茸があり、その椎茸を確保してもらうため、道の駅に電話した。


そしたら残り一つあるとのこと。

これはとてもありがたい。


今から取りに行くので、確保して置いてください。

と伝えて意気揚々と道の駅へ。


向かう道中に道の駅の人から電話が折り返しかかってきた。

その電話は

「確保しようとしたら、ちょうど今来たお客様が最後の一つの椎茸をかごに入れて、購入することになりました。申し訳ありません。」

とのこと。


今までの自分たちなら

まじかー残念だー。

などとガッカリしたはずだ。


ここから「Having」の始まりだ。


何を思ったかというと

「最後の一つの椎茸が、ちゃんとほしい人必要な人に行き渡ってよかった。」

と思えたのだ。


その瞬間、心から喜びが湧き上がってきた。


椎茸が売り切れたことで、手に渡った人のことまで思い、それが喜びに変わる。

一つの出来事の捉え方でこんなにも嬉しく喜ばしいことなのか。


起きる現象や出来事は捉え方一つで、心が豊かになり、喜びに変わる。

この椎茸の導きが「having」の素晴らしさを身をもって体感させてくれたのだ。


本当にありがたい。


この出来事はすべてのことに通ずるものがあり、電車の遅延やご飯屋の満員、毎回何かをお支払いするときなど

全てのことが感謝と喜びに満ちるのだ。


例えば、ご飯屋さんの例を出す。

行きたいごはん屋さんに行った時に、たまたま席が満席だったとしたら、どう思うのか。


今回タイミングがなかったんだと、思うのが一般的だと思う。

ここで「Having」の登場だ。


満席ということは

食べたい人が最大限食べている状況で、そのお店からしても多くの方にご飯を提供できているという料理人としても経済的にも喜ばしいことなのだ。


このように物事を豊かに穏やかに見れるような視点を持てるようになったのは、今後の人生にとって大きなタイミングであった。


これが今回の山の導き「The Having」旅である。


今回が「Having」の始まりであり、

心の穏やかさ豊かさが今後の人生にどのように影響していくのかとても楽しみだ。




To be continued


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